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底床の意味

ネイチャーアクアリウムでは、水草を植栽する底砂の部分を底床と呼ぶ。底床は単に水草を固定するだけではなく、水草を健康に育てる上で重要である。植栽された水草は底床に根を張り、根から養分を吸収して生長していくため、底床には適切な栄養素が含まれている必要がある。特に、クリプトコリネの仲間や工キノドルスの仲間など根生するタイプの水草は根からの養分吸収が盛んであり、底床の状態によって生長に大きな影響が出る。

また、植物が根から養分を吸収する場合、その仲立ちとして土壌微生物が重要な働きを担っている。それは水草の場合も同様であり、底床の中には有効に働く微生物が豊富に存在していることが望ましい。そのほか、底床内の微生物は、フィルター内のバクテリアと同様に、有機的な汚れを分解する働きも担っている。よく、ネイチャーアクアリウムでは底砂の掃除はしないのかという質問を受けるが、底床内に入り込んだ魚やエビ
などの排せつ物は微生物の働きによって分解されるため、底床の中まで掃除する必要は無いのである。

さらに、微生物が有機物を分解した結果できる無機栄養塩は、水草によって吸収される。底床にも生態系の概念が生かされているのだ。


底床の下地

生態系において分解者として有効に働く微生物が豊富な底床をつくるために、ネイチャーアクアリウムではパワーサンドを使用する。パワーサンドは、表面に凹凸が多く通水性と微生物の定着に優れた軽石をベースに、有機栄養素と無機栄養素を配合しているため、水槽セット初期から長期にわたって微生物と水草の根に養分を供給することができる。

有機栄養素は、微生物が繁殖するための格好の餌となり、微生物によって分解されることで、水草の吸収できる形の無機栄義素になる。有機栄養素の分解は比較的長期(半年から1年)にわたって継続し、これを餌に繁殖した微生物は水槽内の環境を安定させる上で役立つ。そのため、ネイチャーアクアリウムを長期間維持する上で、鍵になるのがこのパワーサンドだと言える。

これに加えて、微生物を乾燥休眠状態で含むバクター100と、微生物の初期の餌となる有機酸を豊富に含むクリアスーパーを振りまくのが、最も基本的な底床の下地と言える。なお、ペナックPやペナックW/アクアリウム用、トルマリンBCなどは、底床の環境を長期にわたってより良好に保つ効果がある。これらは水槽の一番下かパワーサンドの上にまいて使用する。


アクアソイルを使う

底床の下地ができたら、その上にメインとなる底床素材を敷いていく。底床素材には種類がいくつかあり、特徴や使い方が異なる。まず、最もネイチャーアクアリウムでの使用頻度の高いアクアソイルについて解説しよう。アクアソイルは天然の土壌を原料に、それを粒状に焼き固めたものである。粘土を原料とするセラミックの底床素材と異なり、黒土や赤土などを原料としているため、粒が軟らかい状態で水草の根の生長を妨げないという特徴がある。そのため、水草を健康に育成する上で、最も有効な素材であると言える。

アクアソイル・シリーズの中でも、アマゾニアは水草の根の生長を助ける有機酸を特に豊富に含んでいる。そのため、水草の根の生長が早く、グロッソスティグマやヘアーグラスなどは短期間で密生する。また、ヨーロピアンクローバーやコブラグラスなど、砂利の底床では育成の難しかった水草も容易に育成できるようになった。

アクアソイルには、標準的な粒の大きさのノーマルタイプのほかに、粒の細かいパウダータイプがある。パウダータイプは、ノーマルタイプのアクアソイルを敷いた上に薄く敷いたり、前景部分に使うことで、底床を美しく演出できる底床素材である。


化粧砂を使う

底床を美しく、自然に演出する方法として最近注目されているのが、化粧砂を使う方法である。ネイチャーアクアリウムで主に使われる化粧砂としては、ブライトサンドやサラワクサンド、ナイルサンド、リオネグロサンドなどがある。化粧砂はレイアウトの前景部分や、凹型構図で空間になる部分に使用される。基本的に、化粧砂の部分は水草を植栽しない部分であり、ヘアーグラスなどのランナーで殖える水草が進出してもあまり生長はよくない。

化粧砂は、そのまま露出させることでレイアウト全体が明るくなり、水草が生えにくいため空間を維持しやすいメリットがあるのだ。また、自然の川底のような雰囲気になるため、
自然らしさの演出という意味からも有効な方法である。化粧砂を使う上で問題になるのが、水草を植栽する部分との敷き分けである。通常、底床の水草を植栽する部分にはパワーサンドとアクアソイルを用い、底床を露出させる部分に化粧砂を敷く。

化粧砂を使う場合は、あらかじめレイアウトの構図を想定して、ボール紙などを仕切りにして、水草を植栽する部分と化粧砂の部分を敷き分ける。また、アクアソイルが化粧砂の上に崩れないように、石で土留めをする必要もある。


アクアセラミックを使う

アクアセラミック(パンタナル、ザイール)は、その名の通りセラミックの底床素材であり、比較的粒が硬く多孔質である特徴がある。そのため、粒が崩れて再利用のできないアクアソイルとは異なり、一度使っても洗って再利用できるメリットがある。ただし、アクアソイルの持っているメリット(水草の生長が早い、水のPHを低下させるなど)は無い。それでも、パワーサンドと組み合わせることで、水草レイアウトの底床として利用することができる。

水草をあまり早く生長させたくない場合や、育成の簡単な水草を育成する場合に適した底床素材と言えるだろう。アクアセラミックは輸送時に粒同士が擦れて細かい粉末ができるので、水槽に入れる前に必ずバケツなどに入れて洗うようにする。洗い方は、強くかき混ぜずに、何度かバケツの水を入れ替えて表面の粉末を洗い流せばよい。

また、アクアセラミックは使用開始時にPHが上昇する傾向があるが、これは製造時に付着した草木灰の影響であり、水草や魚などに対する毒性は無い。ただし、PHの上昇した水槽に急に魚を入れるとpHショックを起こす可能性があるため、魚を入れるのは水質が安定する2〜3週間後にしたほうがよいだろう。



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