熱帯魚と水草のアクアリウムプロショップ DREAM THEATER   更新日:  

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骨格の重要性

ネイチャーアクアリウムの土台となる底床ができたら、次はレイアウト素材を置いて、構図の基礎となる部分をつくっていく。レイアウト素材としては、石や流木などが使われる。これらは天然の素材であり、ネイチャーアクアリウムでは欠かせないものである。これらの素材は、もちろん自然感の演出としても重要であるが、何よりレイアウトの骨格として重要なのである。水草だけでレイアウトした場合、構図が不明瞭になりやすく、全体的にメリハリに欠ける水景になりやすい。これは、絵画で人物の体をデッサンする場合も同様なのだが、しっかりと骨格を想定してデッサンしないとデッサンに狂いが生じ、見ていて違和感のある絵になってしまう。

水草レイアウトの場合も、石や流木で骨格をしっかりつくらないと、最初はよくても水草の生長によって全体のバランスが崩れやすいのである。石や水草などの素材で骨格をつくっておけば、たとえ水草が生長してそれらが埋もれて見えなくなっても骨格がトリミングのガイドラインとなるため、レイアウト全体のバランスが崩れにくく、最初の水景のイメージを維持しやすい。水草をレイアウトする前に、まず構図の骨格をつくるように心掛けよう。


レイアウト素材を準備する

石や流木などのレイアウト素材は、単純に考えると野外で拾うことができそうだが、実際に水草レイアウトで使用するとなると、そう単純なことではない。流木で言えば、日本の川岸や海岸に打ち上げられた流木は、水槽に入れた時に浮き上がって沈まなかったり、生木に近く水中で腐ったりする場合がある。特に流木が水中で腐った場合は、水が濁ったり水質を悪化させるため、魚の飼育にも支障がある。また、石にせよ流木にせよ水草レイアウトに適した形のよいものは、なかなか見つからないのが実情である。

観賞魚用に販売されている流木は、インドネシアやフィリピンなど熱帯産のものが多い。これら熱帯産の流木は木の質が硬く、水に十分さらされているため沈みやすく、腐ることも少ない。したがって、販売店で購入した流木のほうが比較的失敗が少なく、水草レイアウトでも使いやすいと言える。石の場合は沈まなかったり腐る心配はないが、石の質によっては水質に影響が出たり、水草がうまく育たないなどの弊害が出ることがある。

石も基本的に販売店で購入することが多いと思うが、初めて使う種類の場合は、実際にレイアウトをする前に水質への影響を確認したほうがいいだろう。


石を使う際の注意点

石が水質に影響を与えるかどうかは、バケツやプラケースなどに水を入れてその中に沈めておけばわかると考えがちだが、実際はそれほど単純ではない。水質的に石が問題となるのは、主に全硬度の上昇である。全硬度は石に含まれているカルシウムやマグネシウムが水に溶け出すことで上昇するが、これらの成分は水が酸性の場合に溶け込みやすい性質がある。石を水草レイアウトに使用した場合、水草の育成用にCO2が添加されるため、一般にPHが低下して酸性になりやすい。したがって、ただの水道水よりも、CO2を添加した水のほうが全硬度は上昇しやすいのである。

石が水質に影響を与えるかどうか判断する場合、水に沈めるだけではなく、CO2を添加して水を酸性にすると判断しやすいのだ。なお、全硬度はパックチェッカーTHで測定し、この値が50mg/g以下であれば、水草の育成にまず問題は無いと判断できる(水道水のTHが20〜50mg/Lの場合)。万一、石の影響によってTHが100mg/L以上に上昇した場合、水槽にソフナイザーを設置して全硬度を低下させないと水草がうまく育たないことが多い。

特に有茎草は、全硬度が高いと生長不良や白化現象が起きやすいと言える。


涜木を使う際の注意点

流木の場合、水に入れてしばらくは水が黄色から茶色に着色することがある。これは流木に含まれるタンニンや有機酸などが溶け出すもので、基本的に魚や水草には悪影響はないが、着色が気になる場合はフィルターに活性炭を入れることで軽減できる。使用する活性炭は、吸着能力の高いNAカーボンをおすすめする。

また、流木は熱湯で煮てからでないと使えないと思われている方もいるようだが、流木を煮ると本来水に溶けない樹脂などの余計な成分まで溶け出してしまうため逆効果である。流木の前処理は表面を軽く洗う程度にしたほうがよい。流木の表面に水で洗っても取れない黒いタール状の樹脂が付着している場合は、消毒用のアルコールを含ませた布などで拭き取るようにする。流木の表面にカビが生えた場合も、一度水槽から出して表面をタワシなどでよく洗った後、消毒用アルコー
ルを霧吹きなどで十分に吹き付け、屋外で直射日光に十分さらしておくと再発しにくくなる。

最後に、流木が乾燥していて水に浮く場合は、しばらくバケツなどで水に漬けておくか、水槽に流木を組んだ後、上から石を載せて沈めておく。流木が十分に水を取って沈むようになったら、石を取り除けばよい。


レイアウトの構図を考える
ネイチャーアクアリウムでは、見た目に美しいレイアウトをつくるために、全体的な構図が重要になる。この基本構図として、凹型・凸型・三角型の3つの構図があるが、実際のレイアウトではこれらを組み合わせたり、アレンジする場合も多い。基本構図は、水槽を正面から見て、水草や構図素材の配置がどうなっているかを示している。

凹型構図は、左右に水草の繁茂してしる部分があり、中央に空間部分を取った構図である。凸型構臣はこれとは逆に、中央に水草が繁茂した部分があり、左右に空間を取った構図を示している。三角型構図は、正確に言うと角三角形構図であり、水草の繁茂した部分が正面から見て一つの直角三角形になっている構図である。凹型構図と凸型構Eは、一般的な水槽で使用頻度の高い構図であり、三角型構図にキューブタイプの水槽で使われることが多い。構図の骨格となるのが石と流木であり、これらの素材を置くところからレイアウトが始まる。

もちろん、構図は自由に考えてつくってよいのだが、慣れないうちはネイチャーアクアリウムの作例写真などを参考に、上の基本構図に則って考えたほうが失敗が少ない。


3つの基本構図
凹型構図

中央に空間があるため、奥行き感や立体感を表現しやすい構図である。水槽の左石に密生させる水草の選択(葉の大きさや色)が重要になる。
凸型構図

中央にレイアウト素材や水草を配置し、左石に空間を設けた構図。レイアウト素材や水草の印象が強く感じられ、また、水槽の左右に広がりが感じられる。
三角型構図

正面から見て、レイアウト素材や水草の配置が直角三角形に見える構図。使いこなすのはやや難しいが、キューブタイプの水槽で使うと効果的である。
オープンタイプの構図

つり下げ式照明器異のソーラー・シリーズを使用すると、オープンタイプのレイアウトが可能になる。これによって、流木が水槽の外に突き出した、迫力ある構図が楽しめるようになる。


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