ネイチャーアクアリウムでは、レイアウトはあくまでも舞台であり、主役はそこに泳ぐ魚だと言われています。水槽に入れる魚の選択は、最終的には個人の好みの問題になるのですが、レイアウトによって魚が引き立つ組み合わせがあります。例えば、空間を広く取った石組レイアウトなどでは、力ージナル・テトラのような群れて流れるように泳ぐ流線形の魚がマッチします。
また、背景に有茎草などが密生したレイアウトでは、レッドファン卜ム・テトラのような体高のある魚や、ひらひらと泳ぐグッピーのような魚がマッチします。流木などを配し水草が密生した水槽では、基本的にあまり大きくなります魚は適しません。大きくてもディスカスくらいのサイズまでですが、それでも長期間状態よく育てるには180cm
水槽以上の大型水槽が必要です。
さらにアルタム・エンゼルなどエンゼルフィッシュの仲聞の場合、水深の十分にある大型水槽でないと、ヒレを長く伸ばした本来の美しさを引き出すことはできません。ただし、大型水槽だからといって、大きな魚を泳がせる必然性はありません。逆に、大型水槽に小さな魚をたくさん泳がせても、見ごたえのある水槽になります。
なお、 60cm 水槽以下の小型水槽では、小さめの魚を泳がせたほうが、水槽の中が広く見えます。
|