熱帯魚と水草のアクアリウムプロショップ DREAM THEATER   更新日:  

HOME  ショッピング  会員登録  注文確認  ポイント照会  会員情報変更  会員削除  パスワード再発行  販売法に基づく表記 

HOME > HowTo > 構図を素材について

かごの中を見る
全商品
特価商品
今週のお勧め商品
タイムサービス
アピストグラマ
その他小型シクリッド
南米産カラシン
アフリカンカラシン
ワイルドベタ
リコリスグーラミィ
その他・ラビリンス
小型熱帯コイ科(アジア産)
小型熱帯コイ科(アフリカ産)
コリドラス
アスピドラス他
プレコ
ロリカリア
オトシンその他
レインボーフィッシュ
ローチ
卵生・卵胎生メダカ
エンゼルフィッシュその他
国産グッピー
エビ・貝
水草
エキノドルス
クリプトコリネ
アヌビアス・シダ
南米産水草(ホシ草)
南米産水草(その他)
アジア産水草(ホシ草)
アジア産水草(その他)
その他・一般種
ビオトープ・スイレン
水槽関連
水槽
セット水槽
水槽フタ
キャビネット(水槽台)
その他・パーツ
照明器具
観賞魚用照明
メタルハライド
交換球
アクセサリー・パーツ
底床関連
ソイル・砂利・その他
その他関連用品
フィルター関連
上部フィルター
外掛式フィルター
外部フィルター
底面フィルター
水中フィルター
スポンジフィルター
その他・パーツ
ろ過材・その他
ろ過材
ろ過マット
その他
エアレーション関連
エアポンプ
ブロアー
その他・パーツ
水質・水温管理
ヒーター・サーモスタット
水温計・湿度計
水質調整剤・水質試験用品
その他
生体飼育関連
フィッシュフード
魚のメンテナンス
その他
水草育成関連
CO2システム
水草用栄養剤
その他
アクセサリ・その他
流木・レイアウトストーン
アクセサリ
メンテナンス用品
便利グッズ
その他
書籍
 
ネイチャーアクアリウムの構図

ネイチャーアクアリウムでは、水槽に流木や石、水草などをレイアウトする際に構図を意識して行うことで、全体として見た目に美しいレイアウトをつくることができる。

構図とは絵画や写責でよく使われる言葉だが、特に難しく考える必要はない。自然を対象とした風景画や風景写真の場合、風景のどの部分を切り取って画面に構成するかが構図上の問題になる。それに対してネイチャーアクアリウムでは、レイアウト素材や水草を使って、水槽の中に自由に構図をつくることができる。基本的な構図については後述するが、重要なのは水草の密生した部分と空間部分のバランス、言い換えれはそれぞれの比率ということになる。

また、レイアウトの骨格となる流木や石を置く際にも、左右または上下の比率を考えて置くことが重要だ。人間が見てバランスよく感じられる比率としては、黄金分割が有名である。これは1:1.618に相当し、安定した美感を与える比率とされている。

例えばポイントとなる石を置く際に、左右のバランスをこの比率にすると安定した美しい構図になるのだ。ただし、故意にこの比率を崩して緊張感を持たせる場合もあり、レイアウトの意図に応じて使い分ける必要かある。


基本となる構図

ネイチャーアクアリウムには、基本となる凸型・凹型・三角型の3つの構図がある。基本構図は、水槽を正面から見た場合に、レイアウトの構図がどのように見えるかで分類される。凸型構図は水槽の中央付近に流木や石などの素材を配し、水草を密生させた構図である。そのため、水槽の左右両サイドに空間ができる。ポイントとなる石や流木を黄金分割に則って左右どちらかに寄せることでバランスのよい構図になるが、単純な構図であるためセンスが必要な構図とも言える。

型構図は水槽の左右両サイドに水草を密生させて、中央付近に空間を設けた構図である。水草のボリュームを左右対称にせずに、1:1.618や2:3などの比率にすると、バランスのよい構図になる。最も構成しやすく、奥行きの感じられる構図なので、初心者にもおすすめできる。最後の三角型構図は、正確には直角三角型構図とも言うべきもので、水槽の左右どちらかに三角形を描くように水草を密生させ、反対側に空間を設ける構図である。

キューブタイプの水槽でうまく使うと、立体感を出すことができる。構図は、これらの基本構図以外にも無限にある。それを追求していくのも、ネイチャーアクアリウムの楽しさなのである。


構図の骨格となるレイアウト素材

ネイチャーアクアリウムの構図は、主に水草の密生した部分と空間によって構成される。しかし、明確でしっかりとした構図をつくるためには、水草たけでなく構図の骨格となる部分が重要である。
水草は、植栽した直後はボリュームが少ないが、生長してホリュームが増えていくことで、意図した構図になっていく。しかし、何もない底床に水草を植えただけでは、明確な構図をつくることは困難である。植栽する場所の自安として、または水草をトリミングする際のカット位置の目安として、構図の骨格となる部分が必要なのである。ネイチャーアクアリウムでは、この構図の骨格となる部分にも、できるだけ自然にあるものを使うようにしている。

レイアウト素材として石や流木を使うのはそのためである。石や流木で前景と背景を分けることで、水草を植栽する際の目安にすることができる。すなわち、前景には丈の高くならない水草を、背景には丈の高くなる水草を植栽するのである。また、石や流木で構図のおおまかな形ができていれば、その線に添って水草をトリミングするすることで明確な構図をつくることができる。最近では、石と流木を組み合わせて自然感を出す手法も多く使われている。


流木を使ったレイアウト

一口に流木と言っても、切り株状のものから細い枝状のものまで、まざまな形状のものがある。流木は基本となる3つの構図はもちろん、組み方によって新しい構図をつくることもできる。水槽の奥から前面に向かって流木を立て掛けるように置くと、流木が追ってくるような迫力のある構図になる。また、複数の枝状の流木を放射状に広がるように配置しても、ダイナミックな構図になる。逆に切り株状の流木は、安定した構図をつくるのに適していると言えるだろう。

あまり形のよくない流木でも、先端部なとにポイントとしてミクロソラムの小枝やウィローモスを活着させると、レイアウトに立体感と自然感が表現できる。自然の渓流なとでは、朽ちかけた倒木や、水に流されて石などに引っ掛かった流木がよく見られる。そのような場所には、苔や羊歯などが生えていることが多く、長い時間の経過を感じることができるのだ。

レイアウト素材として流木を使う場合も、ウィローモスやポルビティスを活着させることで、自然の長い時間の流れや「佗び、寂び」を表現することができるのである。水草にほとんど覆い尽くされてしまっても、構図の骨格として、流木はそこに存在する意義があるのだ。


石を使ったレイアウト

ネイチャーアクアリウムでは、流木よりも歴史のある素材が石である。石には、川石や山石、火山石なとの種類がある。川石は水の流れによって角が取れ、丸みを帯びたものか多い。ネイチャーアクアリウムで使われる代表的な川石としては八海石があり、表面に「虫食い」と呼ばれるくぼみがあるものは、そのままの状態でも自然な趣がある。山石は角が立った荒削りなものが多く、立てて使うことで迫力のある構図をつくることができる。

青龍石や黄虎石は山石である。プラントロックや富士石などの火山石は、裏面が凹凸に育み、ウィローモスなどを活着させるのに適している。レイアウトで石を使う際の注意点としては、まず石の種類(質)をそろえることが重要だ。いくら形がよくても、明らかに石の葉が異なるものを一つのレイアウトで組み合わせると不自然になるのだ。また、同じ種類の石であっても、極端に白っぽい石や赤っぽい石は、自然感を損なうので避けたほうがよい。

レイアウト素材として石だけを使う場合、なるべく大きさの異なる石を、大中小とそろえる。石の配置の手本は自然の中にあるので、川や海に出掛けた際に石の様子を観察すると、レイアウトのいい参考になるだろう。


レイアウト素材の生態的な意味

ネイチャーアクアリウムで使うレイアウト素材は単なる水槽の飾りではない。自然の水中にある石や流木は、魚の隠れ家や産卵場所になることも多い。また、石や流木の表面に付着した藻類を食べる魚も少なくない。自然の石や流木は、単なる水中の障害物ではなく、生態的な意味を持った環境を構成する一部分となっているのだ。そのため、自然を手本にしたネイチャーアクアリウムで使う石や流木などのレイアウト素現にも、見た目だけでなく生態的な意味があると言える。

水槽の中で、石や流木は魚が寄り添い隠れるための場所となり、魚を落ち着かせる働きがある。また、流木からはタンニンや有機酸などが溶出して、水質をより自然の状態に近付ける効果も斯待できる。水槽セット初期に流木から出る黄ばみはとかく嫌われるものであるが、考え方を変えると黄ばみの元になっているタンニンには藻類の発生を抑制する効果があるとも言えるのだ。

石や流木などのレイアウト素材は、構図の骨格や魚の隠れ家となるだけではなく、レイアウトに自然感を演出する意味合いもある。そのため、人工的なプラスチック製のつくり物などではなく、できるだけ天然の素材を使って、その持ち味を生かすようにしたい。


石と流木の処理

前述のように石にはたくさんの種類がある。川石なとには水質に影響を与えるものは少ないが、中には水の全硬度を上昇させるなど、水質に影響を与えるものもある。その石を初めてレイアウトに使う場合、いきなり本番のレイアウトをするのではなく、バケツや小型の水槽で水質に与える影響を確認してからにする。特に炭酸カルシウムが含まれていると全硬度が上昇するので、この点は必ず確認したはうがいいだろう。

全硬度を測定する際の注意点としては、単に水に漬けておくのではなく、水にCO2を添加して水を酸性にするとカルシウムが溶け出しやすくなり、石に炭酸カルシウムが含まれているかどうかを判断しやすい。流木も石と同様に産地や木の種類がたくさんあり、ものによっては水贅に影讐を与えることもある。ただし、全硬度が上昇するようなことはなく、有機酸などが溶け出すと逆に全硬度を低下させる働きも期待できる。

流木を使う際、「アク抜き」と称して鍋などで煮ることがあるか、これはまったく必要ない。逆に流木の中の樹脂なとの余計な成分が溶け出し、手に負えなくなることもある。流木の黄ばみが気になる場合は、フィルターに活性炭を入れて取り除けばいいのである。



| 戻る | | 水草の植栽へ |

Copyright(c).2002 AQUARIUM DREAM THEATER
掲載の文章及びレイアウト、イラスト画像の著作権はADA及びDREAM THEATERにあります。
無断転載及び無断使用を禁止いたします。

SHOPについて| MAP | 通販法に基づく掲示 | お買い物の仕方 | お支払い方法 | 発送方法 | 送料について |
検索で商品を探そうよくあるご質問HowTo店長の日記アクアリウム投票
アンケート・プレゼントおすすめリンクお客様の声お問い合わせヘルプ

Copyright c 2003 AQUARIUM DREAM THEATER. All Rights Reserved.
for inqures and comments, email info@aqua-shopping.net